EMA(指数移動平均線)とは?

一定期間の価格を平均値してグラフ化したものを単純移動平均線といいます。

指数移動平均線は、価格の動きに遅れを取る単純移動平均線の問題を解決するために考え出された移動平均線です。

直近の値をより重視するように、過去のデータに平滑化定数を掛けて算出されます。単純移動平均線より指数移動平均線を利用した方が精度が増します。

移動平均線の期間数値について

下記の図1.1は、指数移動平均線(EMA)を表示したチャートです。緑のラインは10EMA、茶色のラインは20EMAです。

相場状況によって異なりますが、1分足や5分足など短期間チャートの際は、それぞれ10EMAや20EMAなど低い数値で反発する傾向にあります。

MT4 EMA

その他、25EMA、75EMA、200EMAを表示させるのがFXトレーダーの間では一般的です。それぞれ数値が大きくなるほど、抵抗が強い傾向があります。

25EMA < 75EMA < 200EMA

移動平均線の期間例

移動平均線の期間は特に決まりはありませんが、25・75・200の他に下記の数値が主に使われています。

  • 短期移動平均線: 5、8、13など

  • 中期移動平均線: 21、25、75など

  • 長期移動平均線: 100、200など

例えば、「5EMA」という指数移動平均線であれば、過去5本の為替レートの平均値に平滑化定数を掛けてグラフにしたものです。日足チャートの場合は、5日間の為替レート平均値となり、15分足チャートの場合は、5本分なので1時間15分間(15分×5本)の為替レート平均値となります。

移動平均線を利用した売買判断方法

移動平均線と価格の推移状況により売買を判断

  • 価格の上にある移動平均線に価格が到達: 売り(逆張り)

  • 価格の下にある移動平均線に価格が到達: 買い(逆張り)

  • 移動平均線を価格が上に抜ける: 買い(順張り)

  • 移動平均線を価格が下に抜ける: 売り(順張り)

EMA

5分足チャートに25EMAを表示した例

上記チャート例では、価格がEMAを上に抜けたポイント(赤丸箇所)で「買い」注文。価格がEMAを下に抜けたポイント(次の青丸箇所)で「売り」注文。という売買判断が可能です。

最後の青丸箇所は、若干誤差がありますがEMAに価格が到達し反落しています。反落するポイントで「売り」注文ということもできます。

相場の方向性により売買を判断

  • 移動平均線が上昇: 上昇相場(買い注文)

  • 移動平均線が下落: 下落相場(売り注文)

移動平均線

ユーロ/ドル4時間足に75EMAを表示したチャート例

上記チャートのEMAは、途中から上向きになっています。移動平均線が上向き継続すれば上昇相場となり、買い注文で利益を出しやすくなります。

逆に移動平均線が下向きで継続していたら下落相場となり、売り注文で利益をだしやすくなります。

移動平均線同士の交差で売買を判断する

  • ゴールデンクロス: 買いのサイン

  • デッドクロス: 売りのサイン

ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が中期の移動平均線を上回る時のことを言います。

デッドクロスとは、短期の移動平均線が中期の移動平均線を下回る時のことをいいます。

移動平均線

ドル/円の日足チャートに10EMAと25EMAを表示した例

上記チャート例の赤丸ポイントがゴールデンクロスで、買い注文をすると利益を出しやすくなります。

青丸ポイントはデッドクロスで、売り注文をすることで利益を出しやすくなります。

EMA(指数移動平均線)を利用した取引ポイントまとめ

  • MAよりEMA(指数移動平均線)の方が精度が高い
  • 期間の数値は、25・75・200などが一般的
  • 移動平均線は抵抗線や支持線となり、価格は反発や反落する
  • 移動平均線を価格が抜けると抜けた方へ進む傾向がある
  • 上昇か下落トレンドを見極めて売りか買いを判断することもできる
  • ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りのサイン