上昇グラフ

FXで利益が出ている人は、FXトレーダー全体の20%~30%と言われています。厳しいFX市場で利益を出すには、利益を出すことに集中するよりも、なるべく損をしないように工夫することが大切です。

特に海外FXのXMでは、少ない資金で大きな取引が可能な最大レバレッジ888倍を効率的に活用し、損失を抑え利益を出し続けたいものです。

FXで損を抑える工夫とは、FXにおける資金管理です。

FXの資金管理とは、資金額に応じた1トレードあたりの適切な取引量とロスカット額の設定です。

資金が少ないにもかかわらず大きな取引をしてしまうと、すぐに強制ロスカットになってしまいますし、ロスカットラインを決めずに損失を放置していれば損が拡大してしまいます。

尚、取引量やロスカット額(損失許容額)は、簡単な計算式で求められます。

1回の損失許容額(ロスカットライン)

まずは、1回の損失許容額(リスク割合)を決めます。

一般的には、資金の1~2%です。例えば、資金が10万円の場合は、1,000円~2,000円、資金が100万円の場合は、10,000円~20,000円が1回の損切り範囲額となります。

資金 / 損切り1回の損切り率1回の損切り額
10万円1%1,000円
20万円1%2,000円
50万円1%5,000円
100万円1%10,000円

次矢印

1トレードあたりの取引量を計算する

資金に対する1回の取引量が多いと実効レバレッジが高くなり、その分リスクも高くなります。逆に、資金に対して取引量が少なければ実効レバレッジは低くなりますが、利益も少なくなってしまいます。

リスクを抑え利益も追求するには、資金と取引量のバランスが重要です。

天秤

1トレードあたりの取引量は、下記の流れで計算します。

複雑そうに見えますが、1つずつ計算式を当てはめていけば簡単です。

  1. 1回の損失許容額

  2. 取引する通貨ペアのATR(平均変動幅)

  3. 「ATR」 × 「取引単位」

  4. 「➀ 1回の損失許容額」 ÷ 「➂ 今日のATR」

  5. 「➃の数値」 × 「取引単位」

1トレードあたりの取引量計算例

計算例の条件

  • 投資資金: 100万円

  • 1回の損失許容額: 投資金の1%(1万円)

  • 取引単位: 1,000通貨

  • USD/JPYのATR: 50銭(0.5)

上記条件例で、計算式に当てはめていきます。

次矢印

  1. 1回の損失許容額: 100万円 × 1% = 1万円

  2. 取引する通貨ペアのATR(平均変動幅): 50銭 = 0.5

  3. 「ATR」 × 「取引単位」: 0.5 × 1,000通貨 = 500

  4. 「➀ 1回の損失許容額」 ÷ 「➂ 今日のATR」: 1万円 ÷ 500 = 20

  5. 「➃の数値」 × 「取引単位」: 20 × 1,000通貨 = 20,000通貨

以上の条件による計算により、1トレードあたりの取引量は20,000通貨となります。

もし、証拠金100万円でドル円110円の時に20,000通貨を取引する際は、実効レバレッジは2.2倍になる計算でリスクが抑えられています。

条件により1トレードあたりの取引量が異なるので、自分の条件を当てはめて計算することで算出できます。

ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)とは

ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)は、変動率(ボラティリティ)を表す指標です。

ATRを調べたい通貨ペアの日足データをExcelに入れることでATRを計算することもできますが、FX取引ツールのMT4を使うと簡単に調べられます。

MT4の左枠「ナビゲータ」内の「インディケータ」から「ATR」を選び、ATRを調べたい通貨ペアの日足チャートへドラッグ・アンド・ドロップします。

MT4 ATR

次矢印

一番右側の線にマウスを合わせると、本日のATRが表示されます。期間は、デフォルト表示の14日が一般的に使われています。

MT4 ATR

今回は、0.848でした。あとは、1トレードあたりの取引量計算式の➂と➃のATRの数値に当てはめることで計算できます。

取引単位とは

FXは、1ロットあたりの取引単位があります。

海外FX業者のXMの場合は、1ロット100,000通貨ですが、0.01ロットから注文可能なので1,000通貨単位で取引できます。

更に、マイクロ口座の場合は、1ロット1,000通貨。0.01ロットの場合は、10通貨単位で取引可能です。

1トレードあたりの取引量計算式の➂と➄の取引単位に数値を当てはめて計算します。

ナウザー・バルサラの破産確率

「バルサラの破産確率」とは、Nauzer J. Balsaraという数学者が考案した先物トレードにおける破産確率の統計です。1992年のバルサラの著書(Money Management Strategies for Futures Traders)で確率表が紹介されています。

トレードを無限に続けた時に破産する確率を、「勝率」「ペイオフレシオ」「リスクにさらす資金の割合」の3つの値から計算しています。

  1. 勝率(P)

  2. ペイオフレシオ(r)(平均利益額(W) ÷ 平均損失額(L))

  3. リスクにさらす資産の割合(E)

破産確率表例

勝率 / ペイオフレシオ0.50.7512345
5%100%100%100%100%100%100%100%
10%100%100%100%100%100%100%100%
15%100%100%100%100%100%100%100%
20%100%100%100%100%100%99%46.7%
25%100%100%100%100%99%30.3%16.2%
30%100%100%100%100%27.7%10.2%6%
35%100%100%100%60.8%8.2%3.6%2.3%
40%100%100%100%14.3%2.5%1.3%0.8%
45%100%100%100%3.3%0.8%0.4%0.3%
50%100%100%99%0.8%0.2%0.1%0.1%
55%100%100%13.2%0.2%0.1%0.1%0%
60%100%24.8%1.7%0%0%0%0%
65%100%2.1%0.2%0%0%0%0%
70%12.8%0.1%0%0%0%0%0%
75%4%0%0%0%0%0%0%
80%0%0%0%0%0%0%0%
85%0%0%0%0%0%0%0%
90%0%0%0%0%0%0%0%

※破産確率表例の一部(リスクにさらす資産の割合が0.1の場合)

今までの自分の取引実績から「勝率(勝ち取引回数 ÷ 総取引回数)」「ペイオフレシオ(平均利益額 ÷ 平均損失額)」「リスクにさらす資産の割合」をバルサラの破産確率で計算した時に1%以下になっていることが望ましいです。

バルサラの破産確率は計算式が複雑ですが、自動で破産確率を計算できるサイトもあります。

参考サイト(外部サイト): 破産確率計算機

今回ご紹介した内容のように、自分のトレードスタイルを破産確率計算で見直し、1トレードあたりの取引量とロスカットラインを決めて取引することで、リスクをコントロールすることができます。

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参考文献:Money Management Strategies for Futures Traders / タートルズ流 資金管理&リスク管理術 / バルサラの破産確率の導出 / smartFX

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